紙博は、昨年、紙博 in 東京 vol.6(浅草)から2回目の出展となりました。
そして、京都での出展ははじめてのこと。
新作の栞のZINE
Shiori no Boat
栞を1組ずつ、
ふねに見立てて手製本したZINEに乗せて。
通りがけに「かわいい〜」と言ってくれる方に「これは栞です」と言うと「え〜 栞なんだ〜」というリアクション100%。
そして作品の説明をあれこれしてしまうのですが、こうゆう時、質問されるまではしずかに黙って、ただ作品に語ってもらう、そんな余白をもちたいものです。
Piece* river to sea
川と海で拾った欠片を並べて描く。
小さな本のかたちに綴じました。
こちらもつい説明したくなる一品。でも材料の説明をしてばかりです。開口いちばん、材料の説明なんてしない方がよかったな、と今になって反省しています。材料にもこだわっているので、つい話しやすいことをしゃべってしまうのです。「私だけに」にふっと風が吹いたような、お気に入りになってもらえたら嬉しいです。
ちょうど展示のための準備を進めていた4月頃に、友人のお父さまが使っていたタイプライターを譲っていただきました。Shiori no Boat/Piece* river to sea はタイプライターが大活躍しています。これからも活躍しつづけてくれることでしょう。
至光社しゅっせきカード&シール
「これを買いに来ました」「手帳デコにすごく使えるんです」と、私に念押してくれた皆さん。中国の方かな?インスタライブで言葉はわかりませんでしたが、シールやカードを次々にバババ〜っと広げて熱心にお勧めしてくれてました。うれしかったです。背中をポン!と、どっかーん!と、押してもらいました。ありがとうございます♡
至光社さんは広尾の静かな住宅街にある一軒家。1950年創業から長年、凸版印刷さんとタッグを組んで、とても丁寧な印刷で、愛情いっぱいに絵本づくりをつづけています。しゅっせきシールのちっちゃい絵の点ひとつだって色校でOKになるまで、毎回3校くらいは出してくれます。そして、とてもお安いですよね。昨今の材料高騰により毎年あたまを悩ましながら、どうにか保育園・幼稚園用品としてお求めやすいように工夫されています。
京都は、私の思いを”仕事ばかり”にしませんでした。
まち歩きもとても楽しかったのです。ふらりと入った洋食屋、ラーメン屋、パン屋‥どれも「美味しい〜」とお腹も心もにっこり満腹したし、佇まいのある店構えや景色に「素敵〜」と、うっとりしてばかり。
京都入りする前日に南海トラフの地震がありました。帰ってくれば大型台風接近。
次々と怒涛のごとく自然も社会も息つく間もなく、悪くなっている。悪いというのは、深刻になっているということ。神さまの愛が、怒涛のごとく押し寄せているということ。
絵本やデザインをなりわいとしているなら、もう流されないように静かに錨をおろして、制作活動をつづけよう。
ある景色に出会った時、ある作品に出会った時、
私の心がふいに切り変わる、または、元の位置に戻される、または、見たことのない広い空へ、または、涙がこみ上げる。
そうゆう作品を作ってゆきたいです。
栞とえほん 加藤潤子
Map 105
紙博 in 京都 vol.5
2024年8月10日(土)-12日(月・祝) 10:00~17:00
京都市勧業館みやこめっせ 第3展示場
京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9−1
だれが御怒りの力を知っているでしょう。
だれがあなたの激しい怒りを知っているでしょう。その恐れにふさわしく。
それゆえ、私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。
そうして私たちに知恵の心を得させてください。
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私たちの神、主のご慈愛が私たちの上にありますように。
そして、私たちの手のわざを確かなものにしてください。
どうか、私たちの手のわざを確かなものにしてください。
Psalm 90:11-12,17
Holy Bible
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